食事を快適に楽しめる高精度の入れ歯
誰もが歯を失うリスクを抱えています。
原因としては、重度の虫歯、歯周病、事故などがありますが、原因が何であれ、現在の歯科治療では、治療しても元の天然歯には戻りません。
それでも、人工の材料を使って歯の機能を回復させようとすることは可能です。
当院は、失った歯を補う入れ歯治療は基本的に自費のシリコーン義歯をご案内しています。
初めて入れ歯を入れる方にはなれていただくために、保険の範囲内で作成することもありますが、患者さんのお口に合った入れ歯を提供し、「噛む」「話す」というライフスタイルを天然の歯のようにまで戻すのはシリコーン義歯が最適だと考えています。
シリコーン義歯
シリコーン義歯とは、
「入れ歯が痛い」
「うまく噛めない」
と今の入れ歯に悩んでいる方にぜひおすすめしたい義歯です。
シリコーン義歯の内側に、ごく薄い生体用シリコーンゴムを貼り付けます。
このシリコーンゴムはクッション性があるため、痛くない入れ歯を作ることができます。
硬い入れ歯の裏側をシリコーンというパッドでカバーする新しい入れ歯技術です。
シリコーン義歯のシリコーンの弾力性は、入れ歯で噛んだときの歯ぐきの負担を軽減し、驚異的な吸着力を発揮するのでずれたり外れたりしにくいです。
また適度な粘着性があり、パッドにぴったりと密着します。
当院の患者様でシリコーン義歯を4年間使用した後も、シリコーン部分の変色や剥がれは報告されていません。
長期的に安心してお使いいただけます。
従来の入れ歯の「痛い、噛みにくい、外れやすい」という悩みを解消し、歯ぐきを優しく保護します。
柔らかさと粘弾性が噛む力を分散させ、歯ぐきに伝わる圧力を軽減します。
部分的な痛みも全体的な痛みも防止します。
シリコーン義歯のメリット
- • 血液や体液などによる変性がない
- • 周囲組織に炎症をでない
- • 異物反応がない
- • 発がん性がない
- • アレルギー反応や過敏症反応を起きない
- • 組織への長時間の接触でも、引張強度や弾性率などが低下することはない
- • 変性しない
- • 加工・成形が容易
- • 十分な柔軟性がある
- • 痛くなく、しっかり噛める
- • 入れ歯が落ちにくく、使い心地が良い
正しく噛める入れ歯を作るために
入れ歯をしている方は、「ずれやすい」「外れやすい」という悩みをお持ちではないでしょうか?
特に、下顎の総入れ歯の方は、入れ歯の不具合を訴える方が多いようです。
入れ歯が簡単にずれてしまうと、食事や会話を楽しめなくなります。
当院では、独自の義歯製造方法により、粘着性があり、外れにくい義歯を作成しています。歯ぐきにフィットしているので、入れ歯を気にせずおいしい食事が楽しめます。
お客様のご要望にお応えし、お一人おひとりに合った義歯を提供します
患者様一人ひとり歯の形が違うように、入れ歯も一つ一つ調整する必要があります。
当院では、患者さん一人ひとりのお口に合うことを第一に考え、快適な入れ歯を作ることを心がけています。
また、噛み合わせや口腔内の健康維持に配慮しながら、義歯治療を行っています。
「しっかり噛みたい」「若い口元にしたい」「おいしいものを食べたい」など、お客様のご希望やご要望に沿った入れ歯をご提案します。
保険・自費の入れ歯について
入れ歯には、治療費の一部だけを負担する保険診療の入れ歯と、全額を自分で負担する自費診療の入れ歯があります。
医療保険適用の治療は、比較的安価で、比較的短期間で治療が可能ですが、使用する材料や製作方法に制限があります。
自費診療の入れ歯は、素材や製作方法を幅広く選ぶことができます。
※当院では基本的に保険の入れ歯治療は行っていません。
例外として初めて入れ歯をされる方には入れ歯になれてもらうために保険で入れ歯を作ることがあります。
保険の入れ歯
自費診療の義歯:金属床
保険診療 | 自費診療 | |
---|---|---|
見た目 | 不自然な場合がある | 色や形など、自然な見た目になる |
素材 | 歯科用プラスチックで作る 部分入れ歯には金属のバネがつく |
金属床特殊な樹脂、シリコンなど高性能な素材から選択可能 |
装着感 | 強度を上げるために厚くなることにより装着感はよくない たわみやすいので痛いことがある。熱を通さないので触感が悪い プラスチックは乾燥しやすく口臭が強く感じられる。 |
金属床部は薄くても強度がある為たわまないので痛みが出にくい 熱を通すので熱いもの冷たいものを感じやすくなり触感がよい 口臭が出にくい |
噛み心地 | 噛みにくい | よく噛める |
入れ歯のお手入れの注意点
入れ歯は口の中に装着するものなので、衛生的な習慣を保つことが重要です。
使用後は流水で専用ブラシでやさしく汚れを落とし、夜間は入れ歯洗浄剤に浸けておきましょう。
歯磨きで使用した歯ブラシで汚れを落とさないでください。
歯磨き粉には研磨剤が含まれており、ブラッシングの際に目に見えない小さなキズをつけ、そこに細菌やカビが繁殖するのです。
入れ歯を長く使うために、マニュアルに沿ったお手入れをしましょう。
- 最初は入れ歯をなるべく長時間使用しましょう
- 新しい入れ歯は、まだお口に馴染んでいません。
その結果、違和感や会話のしにくさ、食べ物が噛みにくいなどの不具合が生じることも少なくありません。
長く使うことで、口の筋肉が順応していきます。
最初は慣れるために、長めに着用してください。
- 痛みがある場合は、装着を休んでください
- 入れ歯の装着や噛み合わせに問題があると、歯ぐきが痛くなることがあります。
そんな時は無理をせず、2~3日入れ歯を外して、歯ぐきを休ませてあげましょう。
それでも改善されない場合は、入れ歯の調整を致します。
- 食後は必ず洗いましょう
- 食事の際、入れ歯と粘膜の間や、入れ歯と歯の間に食べ物が挟まることがよくあります。
入れ歯用ブラシを使って、流水で汚れを落とします。
- 夜寝るときは外してください
- 睡眠中は唾液の分泌量が減り、細菌が繁殖しやすい環境となります。
入れ歯の表面には細菌が付着しやすいので、寝るときは必ず外してください。
- 取り外した入れ歯は乾燥させないようにしましょう
- 入れ歯が乾燥すると、ゆがんだり割れたりすることがあります。
容器に水を入れて保存しておくとよいでしょう。
- 定期的に消毒しましょう
- 入れ歯には、目に見えない細菌がたくさんいます。
市販の入れ歯洗浄剤で定期的に洗浄・消毒・除菌を行い、入れ歯を清潔に保ちましょう。
- 定期的に歯科医院で、入れ歯の適合性、噛み合わせをチェックしましょう
- 入れ歯の装着感や噛み合わせだけでなく、入れ歯を支える歯や歯ぐきの状態も定期的にチェックしてもらい、必要であれば調整してもらいましょう。
入れ歯が合わないと、歯ぐきが痛くなったり、歯が抜けたり、噛みにくくなったりして、日常生活に支障をきたすことがあります。
義歯の調整は非常にデリケートです。
自分でやらずに、ご来院ください。